熊野古道を歩く人と田辺の町をつなぐ|「熊野」カテゴリと自動翻訳・熊野古道NOW連携の話
田辺の駅前や商店街で、大きなザックを背負った旅行者を見かけること、ありますよね。熊野古道を歩くために、世界中から田辺にやってくる人たちです。田辺は熊野古道・中辺路の玄関口。歩く人の多くが、この町を通っていきます。
「みんなのたなべ掲示板」には、そんな歩く人と町の人をつなぐための機能がいくつかあります。今日はその話をさせてください。
投稿カテゴリに「熊野」がある理由
たなべ掲示板の投稿カテゴリは、つぶやき・イベント・グルメ・しごと、そして熊野の5つです。
「熊野」カテゴリは、熊野古道にまつわる情報のための場所です。たとえば——
- 古道を歩いてきた人の「今日の道の様子」
- 沿道の見どころや、季節の風景
- 歩く人に知らせたい町の情報
田辺に住んでいると当たり前すぎて気づきにくいのですが、「地元の人が知っている、今の熊野古道まわりの情報」は、これから歩く人にとってものすごく貴重です。ガイドブックには載っていない、今日・今週の生きた情報だからです。
投稿は地図の上に載る
たなべ掲示板の投稿は、マップにピンとして表示されます。どこで何が起きているかが、地図で一目でわかる仕組みです。
熊野古道を歩く人にとって、情報は「どこの話か」がとても重要です。地図の上に情報が載っていることで、「この先の集落の話だ」「今日通る道の情報だ」と、自分の旅に引きつけて見ることができます。
言葉の壁は、自動翻訳がなんとかしてくれる
「でも、外国人旅行者に日本語の投稿が読めるの?」——ここが、たなべ掲示板のいちばん面白いところかもしれません。
たなべ掲示板には日英自動翻訳があります。日本語で書いた投稿は英語で、英語で書かれた投稿は日本語で読めます。つまり、普段どおり日本語で投稿するだけで、それがそのまま海外から来た旅行者への情報発信になるんです。
英語が話せなくても大丈夫、というより、英語のことは考えなくていい。いつもの言葉で「今日の様子」を書くだけで、言葉の壁の向こうに届きます。
「熊野古道NOW」との連携
もうひとつ、知っておいてほしい仕組みがあります。熊野古道を歩く人のための地図サイト「熊野古道NOW」との連携です。
熊野古道NOWは、古道のGPSマップに現地の情報を重ねて見られる、歩く人向けのサイトです。たなべ掲示板と同じく、田辺のカフェとデザイン事務所を営む私たちが運営しています。
たなべ掲示板の地図の投稿は、投稿者が同意した場合に、熊野古道NOWを見ている旅行者向けにも共有されます。勝手に共有されることはありません。「この情報は歩く人にも役立ちそうだな」と思ったら、共有をONにしてもらう。それだけで、あなたの投稿が、山の中で地図を開いている旅行者に届きます。
町の人の「ふつうの投稿」が、旅の情報になる
大げさな話ではなくて、たとえばこんな投稿が、歩く人にとっては旅の一部になります。
- 「雨上がりで道がぬかるんでいた」——今日歩く人への実用情報
- 「商店街で今週末イベントがある」——ゴール後の楽しみがひとつ増える
- 「このお店の梅ジュースがおいしい」——町での休憩先が見つかる
田辺の人にとってのいつもの一言が、翻訳と地図を通ると、世界中から来た旅行者への「ようこそ」になる。私たちはこの仕組みを、そういうものにしたいと思っています。
熊野古道を歩きに来る人たちは、田辺の町を通り、田辺の空気に触れて帰っていきます。その体験がちょっと良いものになるかどうかに、町の人の一言が効く——そう思うと、投稿がすこし楽しくなりませんか。
インストールは不要で、ブラウザからすぐ使えます。まずは「熊野」カテゴリの投稿を、のぞいてみてください。